絹紅梅の夏のきもの

絹紅梅の小紋です。絹紅梅とは、先日来申し上げているのですが、絹の紗のような薄く織った生地に少し太い糸を碁盤目のように入れた夏の絹の生地です。もう滅びたのでは・・・とおっしゃる方があるほど今は少なくなりました。このように少なくなりましたのは、一つにはプリントで安手に作った絹紅梅を高い値段で販売したことも魅力をなくした原因の一つだと思っています。伝統の上に胡坐をかいて・・・とわたしは申しているのですが、羊頭を掲げて狗肉を売るような卑しい商法が信頼をなくした・・・とわたしは思います。この反物は¥39,000、-(別税)でお求めいただきたいのですが、先日アップいたしました時の値段が48000でございました。木綿の浴衣でももっと高いものはたくさんございます。絹の紅梅は高級浴衣としてお召しいただくのですが、浴衣で訪問はすこし・・・という場合でも、絹紅梅は立派な夏の外出着でございます。長じゅばんをお召しいただかねばなりませんが瀟洒な夏の外出着です。最後の写真は、生地の織り方をご覧いただきたく添えました。ご愛用いただきたいと存じます。

手描き絽の小紋

この作品は昨年注文して染めてもらいました絽の小紋です。昨日の手描きの小紋と同じ染屋さんの作品です。わたしがこのレベルの小紋を一年も手元に置くことは自分でも想像できません。入荷と同時にお求めいただくくらい、このクラスの品物は市場にないはずなのですが・・・ともあれ、わたしも老いまして、在庫になり、夏のきものは今年で終わらなければなりません。地色が少し違って、もっときれいなブルーです。7月と8月しかお召しいただけないきものですが、そうであればなお、一期一会のきものとしてお召しいただきたい逸品です。¥85,000、-(別税)でおねがいいたします。

手描き小紋

この小紋は付け下げ風な柄取りをした手描きの小紋です。もともと付け下げや訪問着をもっとも得意とするある染めやさんの作品です。たきちもこの一年半くらいの間に十数点求めております。訪問着や付け下げを染める職人に小紋の彩色をしてもらっていますので、やはり生きて染めあがります。なにげない小紋なのですが、お召しいただきますとみなさま、”さすが・・・”と言っていただき、次の作品を楽しみに待っていただきます。ただ、このクラスを染める職人が年々少なくなっていますようで、すでに70台の方々が過半を占めていると聞きます。じっさいには作れない・・・・状況なのです。わたしもこれは・・・と思った作品はかならず求めるようにしているのですが、なかなか出会えないのです。この作品は¥95,000、-(別税)でお願いいたします。

藤井絞り、蔦の葉の柄小紋

藤井絞りさんの蔦の葉のがらの小紋です。写真をごらんいただきましても、重い加工で、素敵な小紋だと思います。地色は二枚目と三枚目の写真の色がほぼ正確です。気品のある、ちょっとした付け下げでは届かないくらいの格を感じていただけると思います。もっとも、値段も付け下げと変わりません。¥115,000、-(別税)でお願いいたします。(145,000でお願いいたしておりました。)たきちの好みでもあり、お勧めしたいきものです。

菱健、摺り染め小紋

この小紋は三か月ほど以前にご覧いただいたとおもいます。すぐにお求めいただいたのですが、仕立て前にご覧になられたお客様が、ぜひ・・・と言われて別途染めてもらっていました。最低二反染めてください・・・ということで、二反染めまして、ただいま一反手元にございます。長く染めがかかりましたが染め上がりはなかなかいい上がりでございます。優美な素敵な柄だと思います。菱健ならではの繊細な加工です。この小紋は¥79,000、-(別税)でおねがいいたします。

絞り、大紋

いまはこのような柄も小紋と呼ばれているのですが、以前は大紋、中紋、小紋とそれぞれに呼び名があり、江戸小紋のような小柄な総詰めの柄を小紋と呼んだようです。この柄は中紋かもしれませんが、大紋と呼ぶ大きな柄もよく染められ、よくお召しになられたようです。江戸時代の経済が上昇期はきものの意匠も大胆で、町民の意気軒昂な様が想像されます。昭和の初期まで大柄なきものは愛好され、着続けられたと思います。その意味では現在は閉塞感があり、意気消沈している時代かもしれません。ともあれ、この絞り小紋はわたしはとても気に入って求めましたが、あまり受け入れていただけません。でも、素敵ですよね。どうぞきものに作って銀座を闊歩していただきたいと思います。コートにおつくりいただいてもいいコートになります。値段も安いと思います。¥48,000、-(別税)でおねがいいたします。

絞りと版画染め、併用小紋

先日ご覧いただきましたベージュ地の版画併用小紋と同じ染屋さんの作品です。菱健の飛び柄の小紋よりカジュアルな作りですね。すこしおしゃれな感じに染めあがるよう意図しています。生地、染めともにきちっとしたいい仕事ができています。最近はこのような飛び柄の小紋がみなさまの評価が高いように感じます。総柄の小紋は普段着のように感じておいでのように思います。手つくりの染屋さんは、飛び柄の小紋を付け下げ的な柄の配置にしたり、いろいろ工夫しておられます。一般的に、傾向として淡白な印象のきものが多くなっているよう感じます。その中で、加工はきちっとされていなければわたしたちはお客様に相手にしてもらえません。楽しいなかの苦労でございます。¥69,000、-(別税)でお願いいたします。