国産糸を使った白長じゅばん

 

たきちのホームページに毎日100人近い方がアクセスしていただいています。たくさんの方にご来店いただいて、心から感謝いたしております。皆様にとって魅力のある品物を提供させていただきたいと念願しています。60余年、きものの中に生きてまいりまして、自分の経験上、いまほど魅力的なものが作られなくなっている時代はないと思います。先週も壽光さんが廃業なさいました。染め屋さんも機屋さんも意欲的な作品を作ることを避けて、もっとも平均的な無難な作品でお茶を濁したい・・・・のが本音なのだと思います。たきちとしては、自分でものを作らなければ魅力的なものをご覧いただけない・・・と思っています。もう一つ、倒産にともなう入札の安い商品を扱うのも魅力的な方法だと思います。幸いわたしの京都時代の人脈があり、商社や京都のブローカーから情報と商品が流れてまいります。このような二本立てで、皆様に見ていただいても恥ずかしくない品物を用意したいと思っています。

今日ご覧いただきますのは、国産糸で織った長じゅばんです。織は丹後で、機屋さんもしっかりしていますから、品質は大丈夫です。糸はわたしにも国産糸かどうかはわかりませんが、発売元も信頼でき、¥98,000、-で売られているのですから、信じてもいいのでは…と思います。(ネットでお調べいただきますと、その値段で売られています。)みなさま、国産生糸と申しますと、高くて高品質…と連想なさるかもしれません。でも、どの国の生糸であれ、良質の糸と粗悪な質の生糸が出来るのは当然のことです。日本でも柞蚕糸がありますし、ブラジルの上質な糸は日本に来ないで、ヨーロッパの絹のドレスの製造に流れています。ですから、信頼はできるが、そんなに宝物・・・のようには見ないでいただきたいと思います。目方は580gと、長じゅばんには理想的な重さです。ウオッシャブルにできるかどうかほテストしていません。織は紋意匠の機にかかっていますから、豪華な織ですが、長じゅばんにはここまでの織りは必要なないと思います。値段は¥19,800、-(別税)でお願いできます。この値段は間違いなく安いです。長じゅばん用に織った丹後の生地の中ではとても高品質だと思います。たぶん半値くらい・・・と申しあげて違わないと思います。20反くらい出たのですが、わたしは3反しか求めませんでした。最近は色や柄の長じゅばんではなく、白の長じゅばんをお使いになる方が多くなっています。どうぞ、長じゅばんの一級品として、一つお求めください。