麻八寸のかがり帯と男性用の綴れ角帯

 

妙な取り合わせですが、廃業で出ました商品ですからごめんなさい。麻の八寸は大麻ですが、糸質は柔らかく、とても上質だと思います。絣で織られています。昨日ご覧いただいた無地の麻の帯は着物を好まず、多くの柄のあるきものに合わせていただきやすいと思います。この麻の柄は合わせる着物の範囲がすこし狭いかもしれません。でも、無地の麻のきものなどにはとてもよく合うとおもいます。¥8,500、-(別税)でお願いいたします。

紺地の綴れの角帯は、西陣の手織りの帯です。つづれは家業でもございましたので、わかっているのですが、この地紋のある綴れは爪で掻く方式ではなく、引き打ちと呼ばれる織り方です。ジャガードを上げていなければ織れないのですが、いまも西陣では織られています。わたしも女性用の八寸幅のつづれをただいま二点織ってもらっています。綴れの帯は横糸で縦糸をくるむ織り方です。倍越しと申しまして、横糸の量を多く使っております。使い始めて2~3年は硬いのですが、なじんで柔らかくなりますと、手織りの特徴である体に沿ってくれる締め心地がながく続きます。角帯の中では最上級と申しあげてよろしいと思います。(他に、組みひものような織り方の角帯もあります。)値段は¥38,000、-(別税)でおねがいいたします。とても安いとおもいます。