江戸紅型、紬生地小紋

この江戸紅型は葛飾区で実際に染められています。その点では、東京の染めは頑張っておられます。もっとも、買い継ぎが注文をして染めてもらっているのですが、夏帯などもまだまだ作っておいでです。琉球紅型は顔料を用いて染めますが、ご覧いただいたように主として染料で染めています。顔料も含まれているようにおもいますが、琉球と内地では太陽光の量が違います。顔料だけで染めますと、わたしなど拝見して、内地の穏やかな気候風土とすこしなじまないような気がいたします。栗山さんも内地で着て違和感のない琉球紅型の開発には苦心なさったことでしょう。つかっています生地は結城ですが、真綿ではございません。でも、まず良質で中級の紬ですと申し上げれます。真綿から引く紬は最近は品物が少なくなり、紬の生産者も真綿が使えない状態になっています。無形文化財の証紙が貼ってありますが、どうぞ誤解なさらないでいただきたいと思います。このような表示はほんとうに信頼をなくいたしますよね。でも、生地も染めも中級以上のしっかりとしたつくりでございます。街着として、おしゃれにお召しいただきたい小紋です。¥59,000、-(別税)でお願いいたします。