絞りと版画の併用小紋Ⅱ

先日ごらんいただきましたベージュ地の版画の小紋と一緒に求めております。地色は三枚目の写真よりすこし薄いとおもいます。生地は丹後の紋意匠ですが、糸質、織りともにいい生地です。今日は6月1日でございます。5月はたいへん多忙で、わたしも家内も疲れ気味です。今月もとても忙しいと思いますが、7月8月はすこしゆっくりとさせていただきたいとおもいます。6月5,6日とあけ田さんや成謙が東京に出てきてくれます。村田刺繍さん、多ち花さんも上京です。このへんは、京都の染めの中枢の部分で、十数社で作っておられる京都染織美術協会のメンバーでもあります。わたしはこのような生産者から直接求めたり、大手の買い継ぎの広く集めた染め上がりを拝見したり、金融品を専門にする小型商社の情報から求めたりしています。わたしが求めるくらいの量は、まだまだ制作されつづけるとおもいますが、全体としてはものつくりはとても低調のようです。帯の機屋さんは織り手不足で、難しい織りからなくなっています。きものの世界もゆっくりとですが変わってきています。少数になりましても、いいものを作ろうとする人たちもまだ健在です。素晴らしい作品に出合い、取り扱うことができて、いい時代を生きさせていただいた・・・ありがたいこととおもっています。あと半年ですが、思い残すことのないような仕事をさせていただきたいと念願しています。