六通名古屋帯

秋、冬の季節のための名古屋帯です。先日ごらんいただきました引き箔の帯と同じ機屋さんの作品です。糸の質は柔らかく締めやすいと思います。六通ですからお太鼓の柄の出方で悩まれることもございません。。袋帯も名古屋も両方織っておられる機屋さんではなく、ここは名古屋帯だけを織っておられます。感覚的にはやはり違いを感じます。金糸銀糸を使いませんので、権威的な感じがなく、優しい感じになります。無地の紋付きなどよりも飛び柄の小紋などに合いやすいと思います。最近ではめずらしい柄の感覚だとおもいます。秋、冬の季節の帯としてお考え下さい。¥69,000、-(別税)でおねがいします。

名古屋帯は、みなさまが想像なさる以上に良品が不足しています。手織りで注文して織ってもらったりしていたのですが、お年を召されると織キズがでたりいたします。もうやめたい・・・と言われてもそうですね・・・と答えざるをえません。数日前から、泰生さんに〆切りで経糸を染めてもらって、誂えを織ってもらえないか・・・とお願いしています。数年前、洗い朱とグレーの〆切りを織ってもらい、一度だけの試みですと申し上げていたのですが、最後のあつらえの仕事として、もう一度だけ織ってもらいたいと考えています。経糸をぼかしで染める職人さんがもういませんので、泰生さんじしん、〆切りが織れなくて、横段で織っておられます。職人探しから手掛けていただかねばなりません。このような楽しい苦労をできるのも、いましかないのだろうな・・・と思い、みなさまに感謝しています。