五泉の緞子

この生地は新潟県五泉市の緞子です。みなさまよくご存じの白無垢の花嫁衣裳の生地です。この生地は織キズがあるのではなく、時代が変わって注文がなくなり売れませんので買ってください・・・と持ち込まれた白生地です。世が世ならば6万円くらいで売れたのですが・・・との説明で、それはそのとおりですので求めました。長じゅばんには重すぎ、無地の紋付にに向く地紋ではなく、けっきょく、7歳のお祝い着に無地染めで二人お求めいただきました。以前、白無垢の花嫁衣裳をつくらせていただいた方もお子様の三歳、七歳のお祝い着に白無垢を無地に染めて作られました。緞子の機は織れなくなったのではないのですが、細い糸を精巧に織らなければなりませんので、見合う値段にならない・・・のでいまはほとんど姿を見ません。白無垢は打掛、掛下振袖、長じゅばん、帯のすべてをこの生地で作ります。裾は赤でなく白のままつくります。もともと、貸衣装は裾を引きずりますので白のままでは汚れて何度も使えませんので、裾の部分のみ赤にいたしました。ほんらい白のものでございます。いまこの生地が2反ございます。振袖の下の長じゅばんには素晴らしい襦袢になります。また、7歳のお祝いのきものにもよろしゅうございます。(呉服屋さんに専門知識がないと無理だと思いますが)皆様のお知恵を拝借して、いい利用の方法をお教えいただきたいとおもいます。¥25,000(別税)でおねがいいたします。