絞り、大紋

いまはこのような柄も小紋と呼ばれているのですが、以前は大紋、中紋、小紋とそれぞれに呼び名があり、江戸小紋のような小柄な総詰めの柄を小紋と呼んだようです。この柄は中紋かもしれませんが、大紋と呼ぶ大きな柄もよく染められ、よくお召しになられたようです。江戸時代の経済が上昇期はきものの意匠も大胆で、町民の意気軒昂な様が想像されます。昭和の初期まで大柄なきものは愛好され、着続けられたと思います。その意味では現在は閉塞感があり、意気消沈している時代かもしれません。ともあれ、この絞り小紋はわたしはとても気に入って求めましたが、あまり受け入れていただけません。でも、素敵ですよね。どうぞきものに作って銀座を闊歩していただきたいと思います。コートにおつくりいただいてもいいコートになります。値段も安いと思います。¥48,000、-(別税)でおねがいいたします。