真糊、菱取り若松

 

 

真糊の特長がよく出ている付け下げです。わたしが真糊がすきなものですから、笑われるときもあるのですが、上手な職人の手にかかった真糊は良く生きるものですから、魅力に引き込まれて注文いたします。若松を菱の中に収めた格調の高い付け下げですから、新年のお祝いの席などにお召しいただけます。最後の写真ではよく真糊の粗削りな力強さが出ているかと存じます。地色は鶯茶ともうしますか、挽茶ともうしますか、お抹茶の色でございます。茶席には抹茶の色のきものは・・・とおっしゃられる方もございますので、ご配慮いただきたいと思いますが、力のあるすばらしい地色です。この付け下げも染め屋さんも値段も申し上げれないのですが、一級品の付け下げでございます。

この付け下げでわたしの注文のものは終わりました。途中でほしくて求めるかもしれませんが、今年の夏で自分の体力の限界もわかりましたし、今年の暮れを目指してすこしでも在庫をお求めいただくように努力をしてまいりたいとおもいます。夏休みも終わりまして、明日から気持ちを引き締めてきものの中に入って生活をしてゆきたいとおもいます。よろしくお願いいたします。