小森さんと藤田さんの袋帯

 

 

 

 

 

 

 

小森さんはどなたもご存知の名門の機屋さんです。わたしの実家のすぐそばで、大徳寺まで歩きます途中にございます。手織り専門でしたが、いまは織機のほうが多いかと思います。もっとも、織機だと言って軽くお考えになっては間違いますかと思います。糸の質、織りの手の込みようなど、手織りとの差は感じられない良品です。この帯も織機のものですが、いい帯地でございます。小森さんの袋帯は、中には大柄なものもございますが、小柄で名古屋帯の延長線上のような感覚の袋帯が多いです。無地の紋付や付け下げ、飛び柄の小紋、江戸小紋などに親しみやすい威張らない袋帯としてお使いいただけるのではないかと思っています。下の写真の袋帯は藤田さんの手織り引き箔の袋帯です。藤田さんはみなさまにはあのドットの柄の名古屋を織る機屋さん・・・と申し上げた方がご理解が早いかもしれません。頑として品質を落とさず却ってもっと手の込んだ織へと踏み入っておられます。わたしは値段でついていけませんので、手をこまぬいていますがそのような機屋さんもございます。この帯地は太箔の手織りでございます。訪問着でも付け下げでも礼装のもの、また、おしゃれなきものにもお締めいただけますかとおもいます。どちらも¥98,000、-(別税)でおねがいいたします。

9月に入りまして、袋帯をぼつぼつご覧いただこう・・・と考えておりました。先陣を切って小森さんや藤田さんをごらんいただきます。またこの値段は、お求めいただいている値段の半値ですから、思い切った価格でございます。でも、4か月の間にほとんどの商品をお求めいただけねばなりませんので、どうぞお気に召しましたらおねがいいたします。