真綿紬Ⅱ

 

 

 

 

 

昨日に続いて真綿紬をごらんください。当時、真綿は原糸としていろいろな機屋さんが求め織物にしておいででした。産地の人はその間の事情をよくご存じで、世間話の中で私たちは知識として身に着けてまいります。今は真綿の原糸が不足ですので実力がある機屋さんは自家で糸を紡がれます。おおくの機屋さんは、真綿から撤退しなければならない・・・状況のように伺います。この一反も¥59,000、-(別税)でおねがいいたします。下の縦縞の紬は、すこし糸が硬いですから、単衣になされますと腰があってよろしいかと存じます。こちらは廃業なさる呉服屋さんから求めておりますので、値段は安いと思います。¥29,000、-(別税)でおねがいいたします。お稽古着には丈夫で惜しげなくお召しいただけると存じます。