新さんの袋帯

 

 

 

新さんは古い機屋さんなのですが、近年、息子さんがいままでの手織り引き箔の重い帯から、デザインも織り方も一変なさって、ごらんのようなモダンな柄に変えられました。デパートに出品なさる問屋も着目しておられ、いま売り出し中の機屋さんです。何よりも軽いことも魅力の一つになるのではないでしょうか。染色も織もいまは大きな変化の時代です。新さんも参加なさって、業界の若手が集まり研究会を開いて研鑽を積んでおられます。そのような努力も生産の現場ではなされているのですが、膨大な経費をかける流通の部門が経費の抑制などの努力をしていけるといいのですが・・・。この木春菊は明治時代に日本に渡来した花で、マーガレットの別名です。春に咲く花で、この帯地も春の感覚ですが、秋にお締めになられて違和感はございません。また、図案化されていますから、菊の図案とおかんがえいて差し支えはございませんと思います。私の扱う数ですから、ささやかな本数ですが、そこそこの数をお求めいただいております。この一本のみ残りました。デパートなどで価格をたしかめいただきたいとおもいますが、わたしは¥105,000、-(別税)でおねがいいたします。