お召し機の白生地AB反

 

以前からご覧いただいています、丹後のお召し機の白生地です。ここしばらくAB反が出ませんでした。合格品は好きな柄を求めることが出来るのですが、生産量が少なるにしたがってAB反そのものが出なくなりました。この柄は関東の方に好まれる割り付けの地紋です。先日のお召しの機屋さんが織り元なのですが、次第にお召しに重点が移ってい行く時代になってまいりました。たしかに無地の紋付がいくつも入用な時代ではなくなっているかと思います。柄下にはもっと単純な織物でないと柄が乗りません。紋意匠という織り方は表に糸が浮き上がりますから、友禅が染めにくいのです。このような特殊な織り方の白生地は少なくなってゆく時代なのだと感じています。¥32,000、-(別税)でおねがいいたします。

丈夫な体に産んでもらって79年の日々を過ごしてまいりました。いまもって健康な状態だとおもっているのですが、金曜日土曜日と寝込んでおりました。今年中は頑張ってのれんを出し続けたいとおもっています。来年は、健康が許せば半年でも一年でも、お客様のお供をfしながら、わたしが最良と信じる織物や染め物をごくわずか、生産者のもとにまいりまして探したり作ったりしたいと思っています。