夏・染め帯、山帰来

 

 

山帰来、サルトリイバラのことでございます。(正確には親戚筋でございますが。)5月ころからグリーンの実をつけ、クリスマスのころには赤い実になっています。さわやかな風情があり、夏帯の図案の素材にもよく使われます。もともと漢方薬の材料として知られ、山で具合の悪くなった人が、この根を食べて元気を取り戻し、無事に帰ってきた・・・という意味で、山帰来の名がついたとか。生地は伊と幸さんの羅に近い夏の帯地です。糸目を置き手描きで色を挿しています。応用範囲は広く、単衣にも夏の季節にもお使いいただけます。付け下げから無地、小紋、また紬にも合わせていただけます。地色が実物はすこしベージュがかった白に近い色です。値段が申し上げれないのですが、みなさまびっくりなさるくらい安いはずでございます。

まいにち多くの方にホームページにおこしいただきありがたいことでございます。わたしは年の割には元気なのだろうとおもっていますが、てきぱきとは仕事ができなくなっています。でも、こんなにたきちにお越しいただきますと、腰が伸びて、しゃんとなければ・・・と気持ちがしっかりといたします。感謝とともに、わたしが創作しつつあるような訪問着など、お楽しみいただけますよう頑張ってアップしてまいります。