疋田小紋

 

 

縞の柄を染めまして、疋田の柄の部分の型紙を作ってその型のとおり色抜きいたします。職人が疋田の柄を手描きで染めてまいります。この小紋をお求めいただいたお客様が申されるのですが、「ここまで手をかけた染めが必要だとはおもわないけれど、見るとやはり魅力を感じてしまって・・・」おっしゃられるとおりだとおもいます。さりげないおしゃれでございましょうか。わたしどもでもよく見ないと抜染の手描き・・・なんてわかりません。もしこの柄が、これ見よがし・・・の染めですとかえって魅力はないとおもいます。感性の世界でしょうか。心憎い一品です。