重厚な本格派付け下げ

 

棚卸で発見しました大変優れた付け下げです。格調が高くすこし堅苦しいと思われるかもしれませんが、どのような席にも立派に役目を果たしてくれると思います。わたしの信頼する京都の染め屋さんの作品です。大きな染め屋さんではこのクラスの作品を中心に作ることは難しい時代です。大きな染め屋さんは、もっとも売れるであろう価格帯のものを大量に染めなければなりません。それはきもの本来の魅力を削いでいるようにおもえるのです。販売価格を下げる努力は別な方法に拠るのが本来だと思います。この付け下げは染めてもらった時、¥230,000でした。わたしが昨年と今年の前半、仕事ができる状態ではなかったものですから、在庫になっていました。いま、改めて商札を見ましても、どうぞこの値段でお求めくださいともうしあげれる値段でございます。でも、新年度の始めでございます。すこし勉強させていただき、¥210,000、-(別税)でお求めください。

地色は光量不足ですこしくすんでいます。もっと明るいブルーグレーです。若い方から60歳代の方まで幅広くお召しいただけます。

あけ田・付け下げ小紋

 

あけ田さんはプロの間では評価の高い染め屋さんです。ご覧いただいています付け下げ小紋は、総柄で、花や枝が上を向いています。柄は肩山、袖山で合わせてあります。二枚目と三枚目の写真で柄の合わせ方がご覧いただけるかと思います。染めは刷毛を使った摺り染めです。三枚目の写真の色がすこしちがいますが、他の写真の色がほぼ忠実だと思います。数枚の型紙を使い、色の数だけ刷毛で染料を刷り込んでそめてまいります、プロの技です。この染め方はインクジェットプリンターでは決して染めることが出来ないきものです。小紋の顔をした付け下げとして、贅沢な小紋のきものとお考えください。たきちのとてもお勧めしたいきものです。昨年度の在庫としてお値段はうんと値下げさせていただきました。¥98,000、‐(別税)でおねがいいたします。

昨年度(8月決算なのですが)はおかげさまで大過なく越すことができました。皆様のご厚意のおかげ様と感謝しております。しかし、棚卸をして、在庫の多さに正直びっくりしています。これでは一年ですべて処分はむずかしいのでは・・・・と不安に思っております。値下げしてお求めいただくものが増えるのではないだろうか・・・?たきちの存続が危ういほどの赤字での大幅値下げはつらいですし、正直なところ思案ばかりしています。それと、新しく染め上がる魅力の世界と両方ご覧いただきたいです。よろしくお願いいたします。

 

 

菱健・濡れ描き付け下げ

 

菱健さんの今年の柄の染めが大変遅くなり、いまだに染めが上がってまいりません。この作品は昨年度のものですので、値段は大幅に下げてお求めいただきたいと思います。手描きの付け下げです。草稿はあるのですが、あたりを付けて一気に筆で描き上げてまいります。職人の感性に負うところが大きいです。よく描けた付け下げだと思います。この地色、柄ですと単衣の付け下げとしてもお召しいただけるのではないでしょうか。写真の地色がうまく出ませんが、二枚目の写真の色が近いと思います。三枚目は袖の柄で、四枚目は左肩の柄です。¥98,000、-(税別)でお願いいたします。

本格派、手描き付け下げ

 

 

本格的な手描き付け下げをごらんください。地色はきれいな卵色です。若いお嬢様から40歳くらいまでの訪問着に匹敵する重いきものです。身頃も上前、脇縫い、背縫いと柄が合います。袖から衿にかけても絵羽になっています。柄を巻くようにぼかしが入っています。わたしの写真の技術不足で雰囲気がお伝えできないのが残念です。訪問着では重すぎて着にくいが、軽い付け下げでは重さがたりない席がある・・・よくうかがう言葉です。どうぞ手に取ってご覧いただきたいすぐれものの一点です。値段はどうぞ気軽にお訊ねください。たきちですから、みなさま納得いただける価格になっています。

 

 

 

 

北秀の小紋

なんの変哲もない京都の単色の友禅です。着物になっては、縦の変わり縞柄と申せましょうか。この小紋はお客様が仕立て替えにお持ちになられました。拝見しまして、とてもいい染め味でしたので、ブログに掲載させていただくようお願いしました。商品ではありませんので、旦那のブログであと2枚の写真をご覧いただきたいと思います。

あけ田・白上げ付け下げ

 

 

 

あけ田さんの付け下げです。若松に宝尽くしの柄。お正月を迎えて初釜や新年のお祝いのためのきものとしてお手元に一点加えてください。みなさま、このような白抜きの染めは簡単だとおもわれるかもしれませんがじっさいにはとても難しい染めなのです。糸目や加工が素朴で単純なほど、職人の腕が問われるのです。関東好みの淡彩で品のいい、すこし粋な香りのする付け下げです。箔のみの格調の高い袋帯などを合わせていただいてはいかがでしょうか。値段は新年度に入りまして、値下げして勉強させていただきます。¥160,000、-(別税)でお願いいたします。

むずかしい付け下げ

 

 

とても難しい付け下げをごらんください。わたしはこのような感性の付け下げはこれまで避けてまいりました。一つには、この世界にはまり込んでしまいますと限度というものが無くなりますので、とめどなく追及してしまいます。きものの世界ではなく絵画の世界に入ってしまいます。そこまでのゆとりは私には許されていないのですが、家内がとても気に入って是非・・・と申しまして求めました。染めたところも値段もここでは申しあげれません。この着物を含めて私の取り扱っていますきものや帯は広い意味での琳派の世界です。琳派は公家、大名などの支持した狩野派、土佐派などのファインアートと呼ばれる純粋芸術に対して、台頭してきた町人の富裕層に支えられて生まれた生活芸術が発祥です。俵屋宗達は扇を制作していた工房のデザイナーでした。尾形光琳は雁金屋という呉服屋の次男でした。みなさん生活の中で求められる芸術性を追求してとても大きな支持を勝ち取りました。琳派は陶磁器から漆工芸まで生活全般にわたって芸術性を求めました。この作品をご覧いただいて、漆器の蒔絵を想像なさった方もおいででしょう。また、朝靄のおぼろに見える景色を想像していただいてもいいと思います。琳派は日本の美しく穏やかな気候風土から生まれました。日々の暮らしを通して、どなたもきびしい鑑識眼をそなえておられます。それだけによほど腕のいい職人さんたちの集まりでないと水準の高いものが作れません。十分に皆様の目に耐える着物だとおもいます。お楽しみいただければ幸いです。