小千谷、麻マンガン

小千谷ちゞみのきものをごらんください。白絣りの小千谷ちゞみとしてしられるながい歴史の織物です。小千谷の白絣りの代役として抜染の木綿の白絣りがたくさんおられた時代があったくらい、小千谷の白絣りは着心地がよく、普段着の高級品として有名でした。くくりで絣を出しているのではなく、抜染での絣りの柄なのですが、小千谷地ゞみの生地の特長を生かして絣の柄も楽しんでいただけます。小千谷には樋口さんという作家の工房もあり、縦絣りだっととおいますが、絣りを正規の方法で織っておられます。この白絣とそんなに値段も違いません。樋口さんの作品もデパートなどで探してみてください。この白絣りはずいぶん愛用いただきまして、みなさまいまも楽しんでおめしいただいています。家内もいつもきものでしたが、この絣りは着心地がよく、手放せない夏のきものです・・・といまも申します。この柄は空を飛ぶ鶴のデザインで、生成りの色であったり、白であったり、紺の地色のたんものもお求めいただきました。ちゞみですので体に密着せず、涼しさの生まれるおおきな原因です。ご自宅で押し洗いで洗っていただき(洗濯機で洗っていただいてもだいじょうぶです)陰干しでほぼ乾いたころ畳んで、座布団などを上に乗せていただき、整えます。アイロンをかけますとちゞみが伸びてしまいますので、アイロンはかけないでください。この工房もいまは織られなくなり、他の工房のものを見かけることはありますが、着心地で今日まで評価された素材のきものは、普段にお召しにならなくなった時点で、主役の座から降りるのも致し方ない・・・と思います。この反物は在庫ですので、¥45,000、-(別税)でおねがいいたします。