丹後・綸子ボカシ長じゅばん5反

長じゅばん5点-500長じゅばん520G-500長じゅばんボカシの足-500

丹後の綸子長じゅばん生地です。糸質はごく良質の柔らかい糸で、着心地はとてもいいと思います。ウオッシャブルにしていただけます。お茶の方にはわたしはもっと丈夫なキズがあって安い表生地をおすすめしていますので、代表的な長じゅばんはなじみがうすいかもしれません。でも、訪問着などにはこのような礼装の長じゅばんが必要でもあると思います。29,000、-でお求めいただいてまいりましたが、今月のおすすめとして、¥23,000、-(外税)で8月中お求めいただきたいと思います。

山田織りボカシきもの

山田織り付け下げ-500山田織りラベル-500山田織りボカシ部分-500

塩沢の山田さんのお召のボカシきものです。なかなか地の色の雰囲気が出なくてイメージがつかみにくいかと思いますが、実物は写真よりすこし派手目だとおもいます。(フラッシュを使いますと、反射光で忠実な色が素人の私には表現できません。)

品物は山田さんのお召ですから、一級品です。手織りではありませんが、山田さんの特徴である撚糸はそのまま使われています。ボカシになっていますが、附下としてよりも無地お召しとして着ていただきたいきものです。お茶のごく上等の稽古着としてお使いいただきたいです。¥58,000、-(外税)でおねがいいたします。

わたしも間もなく76になります。なるほど体はこのように老化するのか・・・・と実感をもって感じています。すこしづつ商品の処分を進めて身軽な気持ちになりたいと思い先日来HPを利用させていただいております。値段は安く設定してございますので、興味がありましたらどうぞ声をおかけください。お送りして現物を見てご判断いただきたいとおもいます。

紗袷せ・二点

紗袷・あやめ-500紗袷・あやめアップ-500紗袷・華紋-500華紋アップ-500

紗袷せのきもの二点をごらんください。絽の生地に訪問着を手描きや友禅で描き、その上に薄い蝉の羽根のような紗を張ります。下の絽の訪問着の柄が紗の生地を通してうっすらと見える、まことに優雅なきものです。むかしから存在はしていたのですが、高価なこともあり夢のきもののような存在でした。最近は価格が高いこともあり、敬遠されて制作も受注品に限られ、まず目にすることはなくなりました。たきちでもたくさんの方にお求めいただいたのですが、「最近は紗袷せって何?」と言われるようなお客様がたが多くなりました。二点の在庫が残っていたのですが、処分しようと思います。もともと27万円でお求めいただいていたきものです。¥45,000、-(外税)でお願いいたします。

紗袷せは夏のきものではなく単衣のきものです。習慣としてそのように皆様お召になられますので、守っていただきたいと思います。ただ、季節の実感として、5月に入りますと紗袷せにふさわしい季節です。じっさいに5月にお召になられる方は多いです。5月6月、9月の3か月のご利用をお考えください。また、お仕立ても単衣の訪問着と単衣の無地のきものを一枚に仕立てますから、技術的にも難しく高いのですが、この二点に限り¥35,000、-(外税)でお仕立てさせていただきます。

小千谷・もう三反

男小千谷3反-500男白絣りアップ-500男小千谷紺地-500小千谷絽縮み-500

もう三反の小千谷ちぢみをご覧ください。上の二反は男物の小千谷縮みです。幅が1尺5分ありますから、大柄な男性の方でも裄は大丈夫です。いちばん上の白かすりは、昭和初期の学生が日常に着ていた白かすりの麻のきものです。いまでも最高の夏の浴衣としてわずかですが作られています。括りで絣が作られているのではありませんが、糸質、織りともに優れた麻のきものです。¥45,000、-(外税)でお願いします。中央の紺地の麻は織機で織った男性用の麻のきものです。縦縞の色が素晴らしく、いい柄です。わたしは作務衣によく作ります。木綿の浴衣地と比べると、汗ばむこともなく着心地は優れていると思います。¥23,000、-(外税)でお願いいたします。いちばん下の麻は珍しく絽目に織った小千谷ちぢみです。糸は柔らかく、麻のちぢみとしてはとても着やすいきものでしょう。やわらかですから、外出用としてより日常のきものだとおもいます。シワになりますがお茶のおけいこなどにも汗知らず・・・でとてもおすすめしたいきものです。¥23,000、-(外税)でお願いいたします。

ご覧いただいた小千谷の麻のきものはいづれも縮みに作られています。縮みは反物を幅広く織って、湯の中につけて揉みます(湯もみと申します)。ほぼ2~3割幅を縮めて完成です。体に接する面積が小さくなり、べったりと体にまとわりつく感じをなくするために考案されました。小千谷独特の加工です。麻はご自宅で洗っていただけます。麻は難染性が特徴ですから、汚れも付きにくく、お召になられ、汗をかかれましたら、水洗いですすぎのような感覚で洗っていただいて充分です。軽く脱水をしていただき、そのまま影干ししていただき、乾く前、まだ水分が残っている間に畳んで座布団の下に入れて押しをなさってください。アイロンはかけていただかないようお願いします。縮みが無くなってはもったいないことです。

小千谷六点

小千谷3反ー1-500細い縦縞アップ-500ハギの柄・紺地-500樋口工房・まつりばやし-500

今年は小千谷ちぢみを六反残しました。来年は麻は襦袢を除いては多分取扱いできなくなると思います。生産者がどんどんもの作りを縮小しています。多分手機のものは、文化財クラスのもの以外はなくなると思います。織機のものは、使っている糸の質など、私には納得できないものが多く、魅力を感じなくなっています。わずかな反数ですが、お気に召す柄があれば、値段は安くなっています。お求め置きください。上の縞柄は¥23,000、-(外税)中央の紺地が¥65,000、-(外税)下のまつりばやしは¥75,000、-(外税)でお願いいたします。

下のまつりばやしは小千谷の樋口工房さんの作品です。浴衣の柄のように感じられて、みなさま敬遠なさるのですが、小千谷では作家ものとして位置付けられている工房で、アップの写真をよくご覧いただきましても、絣に織られており、手に取ってみましても糸の質もとても良質です。出荷価格から考えても、生産者はとても情熱を維持できる値段ではありません。二十数万の小売値は高すぎますが、小千谷の手織りの紬の値段(15万前後)ではお求めいただきたい価値のきものだと思います。

優れものの紗コート地

伊と幸・紗コート3柄-500西陣紗コートアップ-500伊と幸紗コートアップ-500ハート紋紗コート-500

おすすめコーナーをご覧いただきましてありがとうございます。いちばん上の写真の品物は西陣の薄お召です。きものにもよろしいのですが、5月から10月の間のコートとして最適と思います。地味なように感じられるかもしれませんが、落ち着いた上品なコートとしてお使いください。品質はとてもいいです。西陣ではもっと上質の薄お召も織りますが、この品物はまず、上質ですと申し上げれます。¥36,000、-(外税)でお願いいたします。

中の写真の品物は伊と幸さんの紗のコート地です。とくにこの柄はあるところが特注で作っておられますので特殊な商品でもございます。5月から10月端までお召いただけるでしょうか。¥58,000、-(外税)でお願いいたします。

下の写真の品物は中国で織った紗のコート地です。とは申しましても、みなさまご存じのいいメーカーの注文品ですので、品質はよろしいです。伊と幸さんと比べると少し生地が硬いです。でも、充分お役に立つコートです。¥28,000、-(外税)でお願いします。