藤田さんⅣ,Ⅴ

 

 

 

 

上の柄はドット格子と申します。下の柄はワッフルと申します。わたしの出品順があまりよろしくありませんでした。ワッフルはもう一柄ワッフル二層という重い柄がございました。ともあれ、ワッフルは私が拝見しても重い織りのように思います。ドット格子はもう二十年ほど以前からお求めいただいていた記憶があります。柄は違いますが、藤田さんの中では素朴で私でもついてゆけました。単色の大島なんかにお求めいただいたようにおもいます。ワッフルは重そうですね。どのようなきものに合わせる感覚なのでしょう?米沢の新田さんなどでしょうか・・・みなさまのご意見を伺いたいとおもいます。最近は専門店で藤田さんの個展を開催されるところが多くなっているのだそうです。買い継ぎの方の話では、地方でも老舗の呉服店で個展を・・・と希望なさるらしいです。なるほど私が時代遅れなのかもしれません。でも、わたしはお茶の方々を主に何十年も過ごしてきていますので、お茶席のきものが身に沁みついています。簡単には変われませんが、藤田さんの帯は夢があって楽しいですよね。それと、糸遣い、織りの不思議さという魅力があると思っています。