小千谷・もう三反

男小千谷3反-500男白絣りアップ-500男小千谷紺地-500小千谷絽縮み-500

もう三反の小千谷ちぢみをご覧ください。上の二反は男物の小千谷縮みです。幅が1尺5分ありますから、大柄な男性の方でも裄は大丈夫です。いちばん上の白かすりは、昭和初期の学生が日常に着ていた白かすりの麻のきものです。いまでも最高の夏の浴衣としてわずかですが作られています。括りで絣が作られているのではありませんが、糸質、織りともに優れた麻のきものです。¥45,000、-(外税)でお願いします。中央の紺地の麻は織機で織った男性用の麻のきものです。縦縞の色が素晴らしく、いい柄です。わたしは作務衣によく作ります。木綿の浴衣地と比べると、汗ばむこともなく着心地は優れていると思います。¥23,000、-(外税)でお願いいたします。いちばん下の麻は珍しく絽目に織った小千谷ちぢみです。糸は柔らかく、麻のちぢみとしてはとても着やすいきものでしょう。やわらかですから、外出用としてより日常のきものだとおもいます。シワになりますがお茶のおけいこなどにも汗知らず・・・でとてもおすすめしたいきものです。¥23,000、-(外税)でお願いいたします。

ご覧いただいた小千谷の麻のきものはいづれも縮みに作られています。縮みは反物を幅広く織って、湯の中につけて揉みます(湯もみと申します)。ほぼ2~3割幅を縮めて完成です。体に接する面積が小さくなり、べったりと体にまとわりつく感じをなくするために考案されました。小千谷独特の加工です。麻はご自宅で洗っていただけます。麻は難染性が特徴ですから、汚れも付きにくく、お召になられ、汗をかかれましたら、水洗いですすぎのような感覚で洗っていただいて充分です。軽く脱水をしていただき、そのまま影干ししていただき、乾く前、まだ水分が残っている間に畳んで座布団の下に入れて押しをなさってください。アイロンはかけていただかないようお願いします。縮みが無くなってはもったいないことです。