栗山さんが結城の生地に染めた紅型小紋です。結城の生地そのものは、中級の柔らかい石毛の紬です。石毛は昔は同じ結城郡の中にあって、産品が違いますので、私たちは結城と石毛は違うものとして話すのですが、今は同じ結城でくくられています。石毛が粗悪品か・・・？と申しますと、そんなことはないのです。石毛でもいいものはたくさんございます。ただ、それぞれに伝統があり、手の技ですから、伝承されるものも多くあるのです。結城の紬と申しますと、手引き真綿を前提に私たちは話すのですが、その前提はいまは成り立ちません。品物を見なければなんとも言えない・・・ということなのです。この品物は栗山さんが手がけておられるのですから、十分信頼していただけるものです。柄も品物もいいと思います。￥85,000、－（別税）でおねがいいたします。