2023年1月31日に、故室田正三に続き、妻、故室田保子も永眠致しました。
本ホームページにつきましては、お客様のご要望によりこのまま継続掲載させて頂きますが、ご返答につきましては今後対応致しかねますこと、どうぞご容赦くださいませ。
関係者の方におかれましては、これまでの長年のご愛顧、重ねて御礼申し上げます。
親族一同
すっかりご無沙汰しています。みなさんお変わりございませんか。
私は写真をご覧いただきました様に、圧迫骨折が4箇所あったのですが、7-2という治療法を受けて、自分の足で立つことができています。4箇所の圧迫骨折をなんとか乗り切れましたのも、治療の先生の心からの温かい支援によるものと感謝しています。
3ヶ月の間、起き上がることも禁じられ、トイレも持ち込んでの生活でしたので、自分の足で10秒間立つことも大事業でした。少しずつ訓練をしてもらい、歩行に移れそうです。
歩行になりますと、車椅子を離れて歩行器になります。歩行器は自分の足で、自力で訓練しますので、相当早く強化されるのだそうです。
いつとは明言できませんが、お目にかかるのもそう遠くなさそうに思います。
介護の方をはじめ、家内にも、担当の先生にも暖かいご支援をいただきました。
心から感謝しています。
できるだけ早くお目にかかれます様、祈っています。
たきちのホームページが1ヶ月以上工事中の状態となり、皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
サイトへの不正なアクセスがあり、サーバー管理会社がサイトの一部分を停止したため、復旧に時間を要しました。(ホームページを閲覧された方に問題が及ぶことはございませんので、ご安心ください。)
この度、デザインを一新して復旧することができました。
今後もたきちのホームページをよろしくお願いいたします。
ナーガールジュナという方は世界の十指に数えられる哲学者という大きな存在の方ですから、わたしが理解するのに悪戦苦闘するのも当たり前です し、たぶんほとんどわかっていない・・・のかもしれません。ヨーロッパの学者の方々には、虚無主義、否定主義とみなす人が多く、批判的な勢力は小 さいものではありません。もっとも、アリストテレス以来実在の否定という考え方そのものがヨーロッパにはありませんから(ごく近代になって芽生え ていますが)拒否反応ももっともかもしれませんが・・・竜樹の著作の中心をなす「中論」は嘉祥大師吉蔵の注釈やチベットのお経など信頼できる文献 は多くあるようです。八宗の祖といわれるように日本の仏教のすべてはナーガールジュナの思想をもとに発達しているようですから避けては通れない存 在ではありましょう。
ナーガールジュナ(龍樹)は彼の著作の中心をなす「中論」において、「空」の思想を確立したといわれています。有名な般若心経の言葉にも、観 音様はすべて我々を構成しているものは、皆空なりと照見なさって一切の苦厄を済度なさった・・・とあるように空は仏教を解く大きなカギなのだと考えられます。その空とは何なのか。それがなかなかわかりません。読み返しているうちにヒントになることばに出会いました。「生は死という概念を含 まないでは成り立たい」。以前に読んだことのある言葉なのですが実感がありませんでしたが、このたびは理屈としてでなく、身に沁みる感覚で受け取れました。