泰生さんの名古屋帯

泰生・グレー名古屋-500宝蔦小牡丹紋-500枝垂れ桜紋-500

昨年から色を出して一月から機にかけてもらっていました名古屋帯がようやく織りあがってまいりました。三点織りあがってまいりましたが、一点は注文のときから興味を持っていただいたお客様がお気に召され、お求めいただきました。私といたしましては、自分が好んで作ってもらった帯地がこのようにイメージ通りに織りあがったことに喜びを感じています。上の柄は宝蔦小牡丹紋、下の写真の柄は枝垂れ桜紋です。桜とは申しましても一見桜のようには見えません。小花模様としてお使いいただけると思っています。このようなグレーと白だけの帯地の何が魅力?と思われるかもしれません。でも、このような感覚はわたしは貴重な世界・・・・と思っています。適当な言葉が見つからないのですが、威圧するような要素が無い・・・・ことがいいとおもうのです。たとえば美術館のような芸術作品の前に立たれても違和感がないと思います。邪魔しない・・・・のです。¥104,000、-(外税)でお願いいたします。 実用呉服の範囲を超えているとおもいますが、量産品の名古屋にこの世界が無く、作るよりいたしかたありませんでした。