新年おめでとうございます。

2016元旦-500

みなさま新年あけましておめでとうございます。旧年中はみなさまのご厚情を賜り、無事に一年を乗り切ることができました。厚く御礼申し上げます。また、老年になりましたが、みなさまの御役に立てることがあれば・・・・と、もう一年頑張ってみたいと思います。お客様から激励いただくばかりではなく、京都をはじめ、もの作りの現場からの声を聞くにつけ、その声をできるだけお伝えしたい・・・・という気持ちもございます。いまみなさまがお召いただいているきものは、最上級の絹に手仕事で花鳥風月を表現した衣裳です。一年一年とレベルは落ちてきていますが、まだまだすばらしい技術水準が保たれています。しかし、これだけ高価な衣裳を日常に着続けていただけることは世界的に見ましてもとてもまれなことです。必ずプリント系の加工が中心になる日がまいりましょう。すでにその方向に生産はシフトしています。わたしは、時の流れに棹をさすのではなく、失われつつある手作りのきもののいい面を出来るだけお伝えしたいと思っています。わたしにとっての生きがいでしょうか。ご希望に沿いながら、手作りの仕事のいい面をお伝えしたい・・・・と思っています。どうぞよろしくお願いいたします。