絹と麻の長じゅばん

先日、ふと見かけた絹と麻の長じゅばん地がとても気になり、一反求めてみました。水を通して伸縮度や生地としての腰などいろいろテストをしてみました。伸縮度はゼロに近く、風合いも全く変化がありませんでした。どこで織っているのか気になり、問い合わせてみたのですが、ちりめんを織る織機ではうまくいかず、結局アパレルの生地を織る技術でないと製品化できませんでした・・・との報告を受けました。丹後や小松ではなく、洋服地を織る産地なのだと思います。いつも、新しいものに出会いますとまず、家内が試着をして、それからお客様にお求めいただくのですが、家内が普段にきものが着れませんので、証明なしでお客様方に申し上げることになりました。この生地ですと、麻のように突っ張ることがありませんので、麻のきものにも絽や紗などのちりめんの夏のきものにもおめしいただけます。アパレルの特徴で、斜めに伸縮性があります。体の動きに沿ってくれますが、長い歴史を持つ、丹後や五泉の白生地の、腰の強さはありません。でも、麻の長じゅばんがあまりにも高くなりましたので、このような生地も皆様にとっては一つの戦力になってくれると思います。ご一考ください。¥19,000、-(税別)でお願いいたします。