栗山紅型、麻染め帯

いま、最も寒いこの季節に、夏帯とは・・・とみなさま思われますでしょう。わたしたちは、昨年十一月ころから今年の一月くらいの間に、夏帯は発注いたします。染め屋さんや機屋さんは2月には夏物の生産を終わり、冬物にかかります。じっさいの需要期に入る5月ころには、生産者のところには品物はございません。早くに手当しておかなければ気に入った品物が安くでは手に入らないのです。この麻の染め帯は、苧麻ではなく大麻の生地です。繊維は太いのですが、涼感があり、汗ばむ季節に爽やかな締め心地で好評をいただいています。染めはご覧いただいただけでお判りいただけますように栗山さんです。単衣の時期にもお使いいただけます。単衣の紬やお召しなど、また、織の麻の着物や、夏お召し、夏大島や結城などに合わせてお使いください。¥56,000、-(別税)でお願いいたします。