夏帯三点

2012March04
今年の夏のための帯地の一部をご覧ください。中央は栗山紅型の麻九寸です。柄に魅力を感じて求めました。両端は捨松さんの八寸夏帯です。絣りで織っていまして、なんとも風情を感じ、惹かれました。珍しい試みですよね。小千谷、夏結城、夏大島・・・などに合わせていただいていかがでしょう。お召しになるご当人は暑いことに変わりはありません。見る人へのさりげない涼感のサービスでしょうか。考えてみますと、日本人の季節とともに生活を楽しむ豊かな感性に育てられてきた一つの文化でもありましょう。昨今の状況を見るにつけ、いろいろ考えさせられています。ブログでもすこしは愚見を申し上げたいと思っています。とくに、機屋さん方はお読みいただいていることも聞いています。面と向かっておっしゃれないこともあるでしょう。わたしの考えの足りないところ、また、反対のことなど、投稿していただければ実際にきものをきていただいている方々に作る人の考えや現状が伝わると思います。
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