泰生さんの手織り六通名古屋帯

泰生さんの六通手織りの名古屋帯です。泰生さんはわたしは最高のランクの機屋さんだと思っています。もともと北尾さんとは証紙番号7と8と兄弟でで始められたそうですが、北尾さんはいまはございません。この帯は、もう一柄とともに織ってもらった帯です。いまも泰生さんは織っておられ、デパートや展示会などでご覧になられた方もいらっしゃいます。この生地は一楽織りとなずけておいでですが、ナナコ(斜子)と申し上げたほうがよくお判りいただけるかと思います。斜子とは経糸横糸が等分の織物です。斜めに引っ張ってもやわらかく対応してくれますので、体に動きに添ってくれ、締め心地がよいと思います。ただ、この時の注文に対応していただいたということで、ナナコは織りにくいそうで、今は織ってもらえないように聞いています。ふつう、手織りには六尺を通した柄を織ることは稀ですが、この柄はすこし胴の懸かりが少ないので、手機にかかっています。裏の写真も添えてございます。¥98,000、-(別税)でお願いいたします。機屋さんに失礼なほど安いと思います。