わたしは阿含経など初期仏教経典のお釈迦様の言葉がとても好きです。この言葉は比較的哲学っぽくてあまりおしゃかさまらしくないのですが、この言葉がおしゃかさまのお考えの根っこのような気がして、わたしはとても大切に思っています。「一切は因果法則の下にあり、そこに働く諸原因は心にかかわりがある。あらゆるものは原因があって生じるのだから、善いことで、吾々の行為が生まれるよう、善をなそう。」ここには宇宙原理ブラフマンの面影はありません。確かな変わらない絶対のものは宇宙には存在していない・・・おしゃかさまはそのようにお考えだったのではないのだろか・・・わたしにはそんなに思えるのです。