丹後の紋紗

紋紗の白生地は丹後地方がもっとも得意にしているように思えます。五泉でも紗袷のためのセミの羽根のような紗や、群馬でも裏地用に腰の強い薄手の紗を織っています。十日町でも一時は丹後の紋紗を駆逐するほど裏表のある紗を織っていました。丹後の紋紗は単衣にも着れる、透けの少ないタイプから駒紗の透けるタイプまで種類も多いのですが、いいものを織る機屋さんでないと織らない伝統のようなものがあり、品質は一定しています。今年に入ってから、AB反が全く入荷しません。せめて10反くらいそろってご覧いただくつもりでしたが、生産量が減っていますので、合格品は手に入るのですが、AB反はどうも見込みが立ちません。紋紗そのものはまだ織っていますし、伊と幸さんなども織っておられますから、急に生産しなくなるようなことはないとおもいます。

たきちには7反しかございませんので、地紋をよくご覧いただけますよう、アップの写真を添えさせていただきます。一番の写真の紋紗は目方、織り方と、きものになさるのに向いています。目方も重めで、柔らかな糸です。二番目と三番目の生地はコートに向いていると思います。透けも多く、目方もコートを意識した織です。¥24,000、-(別税)でおねがいいたします。コートですとお好みの色に染めて、¥54,800、-で仕立て上がります。4月から10月までお召しいただけます。単衣や夏の時期の高級コートとしてお求めください。生地は先月まで32,000円でお求めいただいていました。

7月に入ってボツボツと在庫のバーゲンセールを始めさせていただきます。バーゲンセールと申しましても、残り物を値下げして処分・・・ではなく、「いいものが安かったね」と言っていただけるよう、8月まで優れたものを求めて、9月から見ごたえのある内容で始めたいと思っていました。でも、9月から4か月では私の体力を含めてとても無理なように思いまして早めに始めさせていただきます。付け下げや小紋などの発注したのもが10点くらいは着きますが、ほぼ今の在庫でスタートいたします。