スクイ、桜の柄名古屋

 

 

柄を注文して織ってもらって昨年末に届いていたのですが、わたしが忘れておりました、珍しい桜の柄のスクイです。頼んでいました買い継ぎの人が先日別の桜の柄をお持ちいただいて、ようやく思い出していました。じぶんでも”もう年だな”と思うことがつぎつぎと起こります。仕事のことはまだボケが少ない方で、日常のことはずいぶんボケてまいりました。なんとか今年中はしっかりとしたいと心から思っています。しかし、この帯地はいい柄ですし織も確かでございます。つづれほど神経を使わないで織れますから、同じ手織りでも職人の方は気が楽ではあろうと思います。爪ではなく櫛を使って糸を寄せているのですが、織り手によってずいぶん上がりに違いが出来ます。同じプロなのですが、先日ご覧いただいたまことさんのカワセミ一羽の部分のほうが手がかかっているかもしれません。でも、わたしはこのような手織りの名古屋が安く提供され続けてほしいと思います。お締めいただきますと、織機の帯との違いがお分かりいただけると思っています。¥69,000、-(別税)でお願いいたします。