藤田さんⅧ、Ⅸ

 

 

 

上の柄は茅引き真綿ドットコムとなずけられています。下の柄は、わたしが全体の写真を撮影していませんで、部分しかご覧いただけません。めばえとなずけられています。茅引き真綿ドットも下のめばえもいい柄だと思います。茅引き真綿はそうとう高い帯地だと思います。

先日、京都から田村哲彦の作品が送られてまいりました。昨年、田村哲彦ブランドを経営する柏田屋さんが倒産し、入札があったのでめぼしいものを送りますと言われました。わたしは産地が違うものですからまったく知らないまま入札があってから初めて知ったような次第です。30反くらいあったのですが求めることが出来たのは2反のみでした。すこし買値が高いのではないのですか・・・?とズケズケと申しましたのですが、それどころではなくて、買い負けているのです・・・と言われました。小さなブローカーが高値で買いあがってくる・・・そんな感じでした。たしかに多くの染め屋さんがいい作品を作る環境ではありませんので、粗悪・・・と言えるほどの染め物が圧倒的に多い時代ですから、田村哲彦のものでしたら買いあがってでも求めたいほど商品不足なのはわかりますが、入札のものですと半値が常識だと誰しもが思うのですが・・・あす、わずかですがご覧いただきます。