時に用ゆるを以て花と知るべし。

かわせみの宿り木-500

写真は三宝寺池のカワセミの餌場です。しばらく前までTVコマーシャルに餌を咥えて羽ばたくカワセミの姿が見られました。石神井城址はわたしの好きな散歩コースです。

「時に用ゆるを以て花と知るべし」の言葉は世阿彌の風姿花伝の最後の部分にある言葉です。世阿彌と申しますと、能の完成者として著名で、成功者として一生を華やかに送った・・・・と思われやすいですが、むしろ毀誉褒貶の激しい一生で、一座を率いて苦難の連続であった生涯だったと思います。この言葉は世阿彌の40代の著作の中にあるのですが、まことに深く観照した言葉・・・・とおもい、わたしは座右の銘にいたしております。