コミュニズム

三宝寺1-500

わたしは昭和十四年生まれですので、戦中派とはいえない、ほとんど戦後派の世代です。ものごころつく中学生のころは共産主義がもてはやされ、京都はとくにその傾向が強く、わたしたちはその洗礼を受け、マルクスやエンゲルスの著作などは友達との間で大いに話題になりました。すべての人が平等に生きれる理想の社会が実現される!そのように信じました。その前の世代が、日本は必ず勝つ・・・・と信じたように。その後スターリンの恐怖政治、中国の文化大革命・・・と理解できない数々があり、共産主義も次第に色あせて見えるようになってまいります。それ以来、どのような理論が世を覆っても、そうかな?と無関心に過ごしてまいりました。