時代とともに変わる衣裳

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 安定していた社会のシステムが崩れ、権威の所在が変わるとき、それまで頭を押さえられていた人々は自由になり、のびのびと生活するようになります。なかでも女性の変化はめざましいものがあります。日本が戦争に負けたとき、多くの男性が茫然自失するなか、生活の先頭に立ったのは女性でした。わたしはバブルの崩壊を中年で経験したのですが、男性の経営者がお手上げしている中、たくましく乗り切ってゆく女性をたくさん目にしています。いま、日本は閉塞状況に陥っているのですが、女性はじつにのびのびと生きています。桃山時代とは、庶民が身分の桎梏から解き放たれ、奔放な生き方が許されたときだったのでしょう。それは生活の衣裳にもあらわれています。

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