ハイエク2

大河内山荘から京都市内を望む-500

ハイエクを読んでいまして、60年も昔を思い出して、まことつまらない事々を申しました。ハイエクという方は、ただいまは賛否相半ばするような、まことにお気の毒な状態ですが、経済学者としてよりも、隣接する社会学や哲学の分野で発言される内容のほうが示唆に富み、魅力を感じているのですが・・・・ともかく、ハイエクはマルクス経済学の欠点を論理的に説得力を以って展開され、事実上、社会主義の計画経済を破綻に導いた・・・・と言われています。特に、ドイツのナチスと社会主義は全体主義として同質であるとの見解は当時”目からうろこ”の感がありました。飛ぶ鳥落とす勢いのあったハイエクですが、数十年たった最近は非難なさる方が少なくありません。