インド哲学の方向

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 無の状態から超越的な存在が宇宙(世界)を創造する・・・そのような創造神の概念はインドでは生まれませんでした。もっとも神という概念が生まれなかったわけではありません。この世界・宇宙そのものを神だと感じ、瞑想や苦行といった修行を通じて自己を清め、神である宇宙・世界と自己とを合一させたい・・・インド哲学はそのような方向性を持ちつづけていると思います。仏教と姉妹宗教といわれるジャイナ教は今日もしっかりとインドの大衆に根を下ろしています。近年インドを訪れた学者の方が、山野に伏し苦行をつずける修行者に出会い、圧倒される思いであったと記しておいでです。そのような中、ウパニシャッドは生まれました。こののち200年くらいでおしゃかさまが生まれます。

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