縁起

長く休んでおりましたのでご心配いただいた方もございましたでしょう。ご迷惑をかけました。1週間ほど入院いたしておりました。体調が悪く入院してすぐに思ってもみなかったた狭心症の疑いということで、3月の早々にステントを入れていただくことになりました。発見していただいて助かりました。今よりも多少は過ごしやすくなると思います。でも、主治医からは寿命を考えて・・・と念を押されています。体そのものが定年だよ・・・と前から言われておりましたので無理をするとすぐ結果が出ると思っての生活になると考えております。

さて、お休みの前のテーマの縁起のことでございますが、仏教の核心をなす部分であることはすべての学者の方々も認めておられますが、私などはなかなか理解できることではありません。多少機微に触れることができましたのは評論家として著名な宮崎哲弥さんの簡単な解説でした。スリランカに上座部という仏教教団があり、タイのあの黄色い衣でなじみのあるテーラワーダという団体の最高の学僧と言われるかたの十二支縁起を宮崎さんがさらにかみ砕いて示しておいでです。十二支縁起とは無明、行、識、名色、六処、触、受、渇愛、取、有、生、老死の十二です。無明が行を生起させ、行が識を生じさせる・・・と順に私たちの内部で起こる精神の変化の道筋を分析した考え方の解説だとお考えいただいていいと思ます。すこし長くなりますので全文は後ほどご覧いただきます。